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「心理的安全性」の組織への影響とその重要性について【2】

最近多い「心理的安全性」の勘違い?

心理的安全性という言葉が広がると同時に、さまざまな勘違いも多くなっています。

よくある勘違いは、「心理的安全性が高いチーム=アットホーム・ぬるま湯職場」というイメージです。心理的安全性がある職場とは、決して「アットホーム・ぬるま湯職場」ではありません。

 

心理的安全性が高い職場とは、「メンバー同士が健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチーム・職場」であり、どちらかといえば「優しい組織」よりも「厳しい組織」なのです。

 

心理的安全性の高いチームと低いチームを比べると、心理的安全性の高いチームの方が中長期でより高いパフォーマンスを出すという研究結果があります。

その原因を分析すると、心理的安全性の高いチームの方が、よりチーム内での学習が促進されていたのです。それが結果的にパフォーマンス向上につながったのです。

 

心理的安全性には、他にもたくさんのメリットがありますが、最も重要な心理的安全性の確保のメリットは「チーム内の学習」が促進されることです。

 

そして、ここで大切なことは、チームの心理的安全性は、あくまでチームのパフォーマンスの先行指標であるということです。

心理的安全性が高いチームは「チームの学習」が促進され、その学習の結果、パフォーマンスが向上します。つまり、実際にパフォーマンスが上がるのは、中長期的な時間が経過した後ということになります。

 

そのため、心理的安全性の向上を目指したが、すぐに効果が出ない。といって。取り組みをやめてしまうのは、非常にもったいないと言えます。

 

「心理的安全性」の意味や取り組み方など、正しく理解して、じっくり取り組んでください。

 


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